著者紹介
プロフィール
長野市出身。長野県立長野西高等学校卒。2014年に『ON』で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞しデビュー。同作からはじまる「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズは、猟奇的な殺人事件に挑む親しみやすい女刑事の造形がホラー小説ファン以外にも支持を集めヒット作となり、2016年にテレビドラマ化。近著に『TRACE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平』(角川ホラー文庫)、『ハニー・ハンター 憑依作家 雨宮縁』(祥伝社文庫)がある。
警視庁異能処理班ミカヅチ
よろず建物因縁帳シリーズ
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畏修羅 よろず建物因縁帳
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堕天使堂(サタンのいえ) よろず建物因縁帳
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犬神の杜 よろず建物因縁帳
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首洗い滝 よろず建物因縁帳定価本体660円+税発売日:2017年6月22日ISBN:978-4-06-294074-0その滝には女の顔が浮かぶのだ――。
『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』の著者が描く、泣ける怪異譚。
ねんねこぼっちゃん、亀の子坊ぼっちゃん―― 呪いの滝で子守歌を聞いた者は必ず死ぬ。クライマーの滑落事故が発生。現場は地図にない山奥の瀑布で、近づく者に死をもたらすと言われる『首洗い滝』だった。広告代理店勤務の高沢春菜は、生存者から奇妙な証言を聞く。事故の瞬間、滝から女の顔が浮かび上がり、泣き声のような子守歌が聞こえたという。滝壺より顔面を抉り取られた新たな犠牲者が発見されたとき、哀しき業を祓うため因縁物件専門の曳屋・仙龍が立つ。 -
鬼の蔵 よろず建物因縁帳定価本体630円+税発売日:2016年12月21日ISBN:978-4-06-294053-5盆に隠れ鬼をしてはいけない。オクラサマがやってくる。
「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」の著者が描く、哀しい怪異譚。
「鬼」の血文字が秘めた一族の血塗られた過去とは――?山深い寒村の旧家・蒼具(あおぐ)家では、「盆に隠れ鬼をしてはいけない」と言い伝えられている。広告代理店勤務の高沢春菜は、移築工事の下見で訪れた蒼具家の蔵で、人間の血液で「鬼」と大書された土戸を見つける。調査の過程で明らかになる、一族で頻発する不審死。春菜にも災厄が迫る中、因縁物件専門の曳き屋(ひきや)を生業とする仙龍が、「鬼の蔵」の哀しい祟り神の正体をあきらかにする。