著者紹介
プロフィール
1988年、『空色勾玉』でデビュー。同作で第22回日本児童文学者協会新人賞を受賞。『これは王国のかぎ』で第41回産経児童出版文化賞を受賞。「勾玉三部作」、「西の善き魔女」シリーズ、「RDG レッドデータガール」シリーズなど幅広い年齢層に支持される人気作が多数ある。
著作一覧
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エチュード春一番 第二曲 三日月のボレロ定価本体720円+税発売日:2016年7月21日ISBN:978-4-06-294041-2神さまは実在した。
――思い描いたような姿じゃなかったけど。
「勾玉三部作」「RDG」の荻原規子が描く圧倒的世界観。パピヨンの姿をした八百万(やおよろず)の神・モノクロと暮らして四ヵ月。祖母の家に帰省した美綾(みあや)は、自身の才能や適性を見出せず、焦燥感を抱いていた。東京へ戻る直前、美綾は神官の娘・門宮弓月(かどみやゆづき)の誘いで夜の氷川神社を訪れ、境内で光る蛇のビジョンを見る。それは神気だとモノクロは言う。美綾を「能力者」と認識した「視える」男、飛葉周(ひばしゅう)は彼女につきまとい、仲間になるよう迫る。 -
エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード定価本体720円+税発売日:2016年1月20日ISBN:978-4-06-294014-6神様の言い分はたいてい的外れ。
同居人は八百万の神様!? 大学生活は、思いがけない出会いではじまった――
「勾玉三部作」「RDG」荻原規子新シリーズ「あなたの本当の目的というのは、もう一度人間になること?」
大学生になる春、美綾の家に迷い込んできたパピヨンが「わしは八百万の神だ」と名乗る。
はじめてのひとり暮らし、再会した旧友の過去の謎、事故死した同級生の幽霊騒動、ロッカーでの盗難事件。
波乱続きの新生活、美綾は「人間の感覚を勉強中」の超現実主義の神様と噛み合わない会話をしながら自立していく――!