著者紹介
プロフィール
石川県出身。金沢大学文学部卒業。『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞・大賞を受賞しデビュー。ライトノベルに収まらず、児童書、一般文芸でも精力的に作品を発表。繊細な人物造形、巧みなストーリーテリングで、活躍が期待されている。著作に『ガーデン・ロスト』(メディアワークス文庫)、「サエズリ図書館のワルツさん」シリーズ、(星海社FICTIONS)、「ようこそ、古城ホテルへ」シリーズ(角川つばさ文庫)、などがある。
大正箱娘シリーズ
-
大正箱娘 怪人カシオペイヤ定価本体660円+税発売日:2017年3月23日ISBN:978-4-06-294063-4帝都の「秘密」を狙う怪人の正体は!?
紅玉いづきが物語の箱に閉じ込めた、絶望と希望。
新米記者が追う、万病に効く「箱薬」に隠された謎とは……。時は大正。巷に流行る新薬あり。万病に効くとされるその薬の名は――「箱薬」。新米新聞記者の英田紺は、箱娘と呼ばれる少女・うららと調査に乗り出す。一方、病に冒された伯爵の館には怪人・カシオペイヤから予告状が届く! 館では陰惨な殺人事件も発生し、現場に居合わせた紺は、禁秘の箱を開き「秘密」を暴く怪人の正体を知ることに。怪人が狙う帝京に隠された謎とは!? -
大正箱娘 見習い記者と謎解き姫定価本体690円+税発売日:2016年3月18日ISBN:978-4-06-294022-1箱には謎と祕密と、それから女が入つてゐる。
『ミミズクと夜の王』の著者が放つ大正ロマンミステリー!
人と夢幻が共存した最後の時代。一人の少女が謎の詰まった箱を開く。新米新聞記者の英田紺のもとに届いた一通の手紙。それは旧家の蔵で見つかった呪いの箱を始末してほしい、という依頼だった。呪いの解明のため紺が訪れた、神楽坂にある箱屋敷と呼ばれる館で、うららという名の美しくも不思議な少女は、そっと囁いた――。
「うちに開けぬ箱もありませんし、閉じれぬ箱も、ありませぬ」
謎と秘密と、語れぬ大切な思いが詰まった箱は、今、開かれる。